■「職業教育」の重要性――その社会的背景
[ことば]2007年問題
 1940年代後半に生まれ、日本の高度成長を支えた、いわゆる「団塊の世代」がもうまもなく定年を迎えようとしており、技術開発部門などを中心に人材不足の懸念が広がりました。リストラなどにより技術やノウハウの継承が疎かになっており、国際競争力や社会基盤の安全性の低下などが懸念されたのです。とりわけ団塊の世代で最も数の多い1947年生まれの人が、2007年に60歳となり定年退職を迎えたことから、これを「2007年問題」と称されました。


 ◎迷える若者たち

 若者に目を向けると、定職に就かない者が増え、社会問題化しています。

 厚生労働省の推計によると、2007年時点でのフリーター数は181万人に達し、15歳から34歳の労働力人口のうち10人に1人はフリーターであるとされています。

 フリーター数は、2003年には217万人に達しましたが、「2007年問題」の影響もあって求人が増加した結果、それ以降は減少傾向にありました。
 しかし2008年になってサブプライム問題等によって急速に景気が冷え込み、雇用を失う若者が増えています。

 また、高校卒業者のうち、卒業後の進路が未定の者(一時的な仕事に就いた者も含む)が占める割合は、約6.1%います(2008年度)。
 大学生も、2008年度の卒業生約56万人のうち、大学院等への進学も就職もしない者の数は約10万人もおり、5人のうち1人に達しています。
 このなかには専修学校入学者や留学をした者なども含まれるため、すべてがニート(若年無業者)であるとは言えませんが、ニートの増加と進路の多様化をうかがわせる数値です。

 ニートの数は63万人にのぼり、2002年以降横ばいの状態が続いています。

 このまま景気の低迷が長引けば、フリーター数やニート数が再び増加する恐れがあります。


「職業教育」の重要性
 ――その社会的背景
大きく変化した
 社会状況

高齢化の進行と
 情報化の進展

迷える若者たち
高い若者の離職率
フリーターやニートの
 就職支援


「職業教育」と
 専修学校・各種学校
職業教育と専修学校・
 各種学校

専門学校の現状
専修学校高等課程・
 一般課程および
 各種学校の現状

専修学校の
 “職業教育力”

専修学校に
 期待されること

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