◎迷える若者たち
若者に目を向けると、定職に就かない者が増え、社会問題化しています。
厚生労働省の推計によると、2007年時点でのフリーター数は181万人に達し、15歳から34歳の労働力人口のうち10人に1人はフリーターであるとされています。
フリーター数は、2003年には217万人に達しましたが、「2007年問題」の影響もあって求人が増加した結果、それ以降は減少傾向にありました。
しかし2008年になってサブプライム問題等によって急速に景気が冷え込み、雇用を失う若者が増えています。
また、高校卒業者のうち、卒業後の進路が未定の者(一時的な仕事に就いた者も含む)が占める割合は、約6.1%います(2008年度)。
大学生も、2008年度の卒業生約56万人のうち、大学院等への進学も就職もしない者の数は約10万人もおり、5人のうち1人に達しています。
このなかには専修学校入学者や留学をした者なども含まれるため、すべてがニート(若年無業者)であるとは言えませんが、ニートの増加と進路の多様化をうかがわせる数値です。
ニートの数は63万人にのぼり、2002年以降横ばいの状態が続いています。
このまま景気の低迷が長引けば、フリーター数やニート数が再び増加する恐れがあります。
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